財務の戦略は要らない?!

  世の中に、専門家の書いた財務戦略の本はたくさんあります。

 

  事業を進める現場とは、あまり関係のなさそうな、難しいことばかりだと

思いませんか。

 

  思うに 成長企業の皆さんにとって必要な戦略は1つだけ。

そのほかは要らないと思っています。

 

  だから、その1つだけの戦略を実現するための、

ほんとうに基礎的な財務手法を成長企業の皆さんにご紹介する、

財務の戦術面でのサポートをしていくのが私の仕事です。

 

2月11日(水・祝)特別セミナー お申し込み

演題 「経営者のための財務戦術セミナー」

 

日時 2009年2月11日(水)10:00〜11:30

場所 関東ITソフトウエア健康組合 大久保会議室

    〒169−8516 新宿区百人町2−27−6

 

 

費用 10,000円(税込)

講師 財務戦術コンサルタント  上田 誠司

 

受付終了しました。ありがとうございました。

 

お問い合わせは、こちらまで。

財務戦術コンサルタント 上田誠司

ビジネス思考ツールの使い方のコツ|セミナーのご紹介|ホーム|インストラクター写真|セミナー 10回以上 セミナー参加者のべ100、名以上

財務”戦術”コンサルタントの上田誠司です。

パナソニックという大阪のメーカーで、
20年間経理・財務・IRの仕事を担当してきました。
専門は、外国為替とIR。

これらの活動を通じて、体感した「財務とは?」
という見方を通じて、成長企業のみなさまに
生のリアルな財務の戦術をお届けします。


上田誠司のプロフィールはこちら







 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パナソニック回復の原動力〜シンプルな財務

  私が、ロンドンの財務拠点から戻り、IR(財務面からの広報活動)の
視点で、グループ全体を眺めるようになったのが、1999年。

ちょうど パナソニック(当時の松下電器産業)は創業以来の赤字に向けて

驀進中でした。本当にIRにとっては、受難の時期でした。

 

  そんな中 財務の戦略にブレはありませんでした。

資金を増やすこと。
これは、松下幸之助創業者がダム式経営ということばで語った

パナソニック財務の伝統です。

 

 

  私は、大企業も、成長企業も同じものさし、同じ考え方で

財務を運営すべきで、手元の資金増のみが戦略であるべきだと
考えています。

 

  そして、私が退社する2007年2月まで、一貫して同じ方針で

資金を増やし続け、3000億円あまりのネット資金(現預金-借入金)が

3000億円から、1兆円を越えるという大幅な改善を、実に5年ほどで

達成してしまうのです。

財務って いつ生まれるのだろう

  企業の規模が大きくなるにつれて、社長の権限の一部が
いわゆる管理部門に委譲されていきます。

そう、創業当初は、全部社長がやっていた。

 

  こんな当たり前なことに、気付いたのは、実は

自分で会社を持ってからです。

 

 

  成長段階に応じて、いろんな役割が出てくるのは、当然。

 

  まず、総務担当が分離されます。経理から採用以外の人事などの

日常業務を一手に引き受けるのです。営業や、技術出身の社長から

してみれば、”面倒くさい”以外の何者でもない「事務」の担当者を

置くことになるのです。

 

  さらに、総務担当から、人事(採用や教育訓練)、経理が分化して

きます。成長企業の場合、この段階の会社も多いのではないでしょうか。

経理が分かれる理由は、やっぱり 事務量が多いのと、

税理士や会計士の先生からの要望に応えるのも大変だし、

でもちゃんとやらないと、税務署が攻めてくるともっと大変だし。

 

  この段階では、まだまだ経営のために数字が必要だから

なんてなっていないですよね。

 

  その後 大分してから、財務は、まず経理内の一担当として

スタートします。きっかけは、資金重要が大きい会社の場合は、

銀行提出用の資料を作ることだったり、会社によっては

上場準備のために作ったりするようです。

 

  そんな意味で、経理担当はいても、財務担当がいない会社は

多いのではないでしょうか。

 

財務って誰がやるのか

  数字やエクセルが必要?だったら、経理の人に任せておこう。

大丈夫。うちの経理担当者は、優秀だから、任せておけば

うまくやってくれるだろう。

 

  優秀な経理担当者であればあるほど、財務には向かないと

思います。というのも。

 

経理と財務 似ているようで全然違います。

  なぜなら、経理と財務は、真逆の仕事なのです。

 

 

  経理は、社内の規律をお金を通じて創り上げる機能を持っています。

人事と連携しながら、社内に一定の秩序を創り出す。向き合うのは

過去 または将来一年以内の数字 これが経理です。

きちんと税金をはらう。きちんと売上金が回収されているかを

みとどける。きちんと支払いをする。きちんと社員の出張旅費を

精算・・・。キーワードは、すんだことをきちんと。

 

  もう一つの機能が、経営陣への現状報告。

先月の売上は、いくらで何が増えて、何が減って、結果こんな利益で。

計画に比べると、どのくらい達成できていて・・・。

こんな目で見ると、事業計画も1年後を見たいのではなくて、

実績を測るものさしの1つという感じでしょうか。

 

 

 

  一方で財務は、社外との交渉が大きなウエイトを占めてきます。

格好の良い言葉で言うと、事業の成長に必要な資金を調達

これが、財務の仕事です。

 

  だから、視線は、未来。3ヵ月先の資金繰りかも知れないし、

2年後の工場新規計画だったりするのです。

 

  だから、財務は経理と違う向きを見ているのです。

 

中期計画なんてない!

  では、財務の担当を置けばよいかというと、そうは簡単に

行かないのです。なぜか。

 

  そもそも5年後の売上や、2年後の工場新設なんて、

組織の中で、共有されたり、オーソライズされたりすることは

本当に稀。

 

  成長企業では、担当者は目の前の仕事に追いまくられているのが

普通。だから、がんがん成長できるのですが。

 

  だから、担当者を置いてもやる仕事がないんです。

社長の頭の中を見る方法でもあれば別ですが。

 

  集計の仕事は、やっぱり経理担当者に任せるとして、

成長の企業の場合、私は、

財務は社長の仕事ですと言っています。

 

  経理担当者に、ちょこっと任せて、よろしくっていく訳には

行かないんです。

財務を考える上での前提

 さて、こんな性格を持つ財務ですが、大きく分けてまず必要なのは

2つの武器です。

 

  足元を理解すること〜資金繰り表

     日々の資金繰りを経営者として把握していますか。

  

  将来を見通すこと〜中期事業計画

     今後3年間の事業計画を作っていますか

     社長の頭の中身をとりだして、数字にする。

 

ぜひ、この2つの資料を社長主導で作っておいて欲しいのです。

 

 

財務の勘違い〜戦略は要らない

  世の中に、格好の良い財務戦略の建て方の本が

たくさん出ています。すごく金融の観点から見ると素敵な本が

多いのです。

 

  ただ、成長企業のみなさまには、あまり役立たないと思うのです。

ここで、私が信じる財務で、押さえておいてほしい2つのポイントを

ご説明します。

 

 財務戦略と戦術の違い  

  あくまで私の個人的な意見ですが、財務は、戦略としては、

手元の資金を増やすこと たった1つだけです。

 

  財務の目的とも関連するのですが、本業を資金面でサポートして、

環境の変化にかかわらず、事業運営の自由を増やすこと=

手元との資金を増やすことなのです。

 

  たとえば、売上が毎年倍になっている成長企業があるとします。

その企業にとって、新しい製造設備は、必須だとします。

これを財務面で必要なお金を手当てする。もしできなければ

成長自体ができなくなってしまいます。

 

  しかし、事業とは別に金融の情勢というのがあって、

必ずしも、いつでも調達できるわけではないのです。

だから手元現金を増やせるときに増やしておく。これが財務の基本です。

  しかし、そのためにじゃあ銀行に行って借りてこようでは、うまくないのです。いくつかの戦術を組み合わせていくことが必要です。

 

チェック 自分の手元にある「資産」を現金化する

 

チェック 自分の手元にある「負債」の支払いを繰り延べる

 

が、まずあって、その後にやっと

チェック 新たに借り入れる

という選択肢が出てきます。

 

  これらを組み合わせて、いかに手元資金を増やすかが、財務の本来の

腕の見せ所なのです。

 

財務でリスクを取るべきか

  もうひとつ、金融関連の方の描いた本に、間違いやすい文章が

でてくることがあります。金融業界の方は、当然のことながら、

リスクを売買して生きている業種ですから、当然 余裕資金があれば、

リスクを取って、その分、高い金利を得るように指導していきます。

 

  しかし、これがそもそもの間違い。

事業を行っている会社が、

財務でリスクをとるなんんてもってのほかです。

リスクを商品としている銀行や証券会社の信じるところに引っ張られては

いけません。事業会社には、事業会社なりのリスクのとり方があります。

 

 

  リスクを取るべきなのは、本業です。

 

 

  だから、財務は金融リスクを取る必要はありません。

なぜなら財務でリスクをとっても、その会社の強みを活かすことに

ならないからです。

 

  財務だけのポートフォリオで見るのは、金融会社の悪い癖。

実際に事業をやっている会社は、事業リスクと合算して、

総合リスク管理を行う必要があります。そして、一部の規制業種の

成熟産業でない限り、本業で十分なリスク(時に十分すぎるリスク)を

取っているので財務ではリスクを取る必要がない というより、

もっと積極的にリスクを取るべきではない。ということになると思います。

 

  リスクを取らずに、手元現金を増やす。すると

世の中にある財務の難しい本は、ほとんどが不要になるのです。

 

  戦略は要らなくて、戦術をきちんとやっていく。

これが重要なのです。

 

では、いつやればいいの

  でも、社長は忙しいんです。

 

  売上も上げないといけない、スタッフは育てないといけない

そんな中資金まで見ていられないよ。

 

  きっと そんな声も出てきそうです。

どの程度の優先順位をもって、やればよいのか。

これを知りたいですよね。

 

  そのためにもまず、資金繰り表(実績と見通し)が必要なんです。

その上で、「青信号」「黄信号」「赤信号」を

見分ける必要があるわけです。どうやって仕組みを作るか。

どうやって信号の結果を報告してもらうか。  などなどなど。

 

  ここから先は、会社によって異なる部分が大きいので

無料30分間コンサルティングでお話しします。

 

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